こういった、中国製品のニュースは、四日市にとって、いい意味にも悪い意味にもなってしまうというのはご存知でしょうか。
これが、四日市が「日本で一番!」と誇っているものに両方とも関係してくる。
■在庫が足らないほど売れ始めた「ばんこ焼き」
もともと、ばんこ焼きは、耐熱性に優れた砂のブレンドを研究したことから、全国の国産土鍋の8〜9割を四日市の萬古焼(万古焼・ばんこやき)で占めている。土鍋のほとんどは、四日市製だと言っても過言ではない。
といっていたところ、中国製の安い土鍋が入ってきて、国産の土鍋が売れなくなってきてしまっていた。
しかし、2007年5月、「中国製の土鍋から調理中に鉛やカドミウムが漏れ出した」というニュースが日本国内を駆け巡った。
そのとたん、中国製の土鍋がぱったりと売れなくなり、ばんこ焼きに売れ筋が戻り、2007年の冬シーズンには足りなくなり、売り切れるところが続出。国産が見直されるのがこのような事件からだったことに驚きは隠せないものの、うれしい悲鳴が続いている。
ただ、すべてのばんこ焼き業者がうれしい悲鳴になっているのではないらしい。かたよって注文が殺到しているようで、「土鍋って、いろいろあるよ!」って教えてあげたいくらいです。ねずみ色の三島ってのが多いけど…。
ちなみに、今流行のごはん鍋もたくさんありますよ。(某メーカーの土鍋ジャーの中は四日市で作ってます)ごはん鍋以外もいっぱい新しい耐熱商品をどんどん生み出しています。ばんこの里会館やじばさん三重でいろいろ見てみましょう。
■中国原産があだにでた「はまぐり」
四日市市楠町(旧三重郡楠町)は、はまぐりの出荷量が日本1位!
これは、はまぐりを輸入して、蓄養して、出荷していると言うもので、実はそんなに国内でそういう場所が多いわけではない。
一度、楠町の水と砂ではまぐりを養殖する(数週間〜1ヶ月くらい)と、その水になじんで、とても元気になるのである。これが、そのまま輸入したはまぐりと、蓄養したはまぐりの大きな違い。
昔は、朝鮮半島から多かった輸入も、今はほとんどが中国原産。商品には、「原産国:中国」は表示されるが「楠町で…」などといった表示などは一切ない。そのために、消費者にとっては、直接輸入したものなのか、日本の水に一度慣らしているのかはパッケージを見たところですぐにわからないため、中国食品離れと共に売り上げが格段に減ってしまっている。
「決して国産がおいしいわけでもないんだけど」という声も楠町ハマグリ業者などからは聞く言葉。砂が肥えていないとハマグリが育たないが、今は日本の海より中国の海のほうが育ちやすい環境だ、という話も。
これからは、楠町でというより、日本で養殖されたということも追記すること(もちろん、産地偽装はいけないので)を検討していかなくては、と考えているようだ。
FMよっかいちラジオフォーラム「1を探そう!」(1月11日放送)より